覚えていますか?
遡ること1980年代後半。
バブル真っ只中の日本企業は、世界中の一等地や優良企業を買い漁っていました。
1989年:ソニーがコロンビア・ピクチャーズを買収。
1990年:松下電器産業(現・パナソニック)がユニバーサルを買収。
そして特に話題になったのは、1991年、三菱地所がニューヨークのロックフェラーセンターを買収したことです。アメリカの象徴を競り落とした日本は、その力を世界に知らしめました。
ですがその直後、不動産バブル崩壊により莫大な赤字を出してしまいます。
「このままでは経営が傾く…」
そう思った三菱地所は泣く泣く売りに出すことを決断。
2,200億円で買収したロックフェラーセンターは、最終的に約1,500億円の損失を生み出しただけの、最悪の失敗に終わりました。一見、運が悪かっただけのように思える出来事ですが…実はこの時、三菱地所はロックフェラーの策略に見事に嵌っていたのです…
というのも、ロックフェラーは「まもなくニューヨークの地価が暴落する」ということを事前に見抜いていました。
ではなぜ事前に予測できたのでしょうか?…
それは当時の日本人が注目していなかった、ある経済のトレンド転換に気づいていたからです…